榊原の入れ歯ブログ

2015年1月19日 月曜日

優れた入れ歯を作製するために その3

 印象採得により、リアルな口腔内を再現した模型が出来上がれば
最初のステップは終わりです。この模型は、実際の口の中を360度の方向から
確認出来ますし、残っている歯牙の形態や傾き等、義歯の安定につながる
様々な情報を提供してくれます。また、この模型上で義歯の作製がなされる
わけですから、義歯の粘膜に接触する面がこの模型の表面の形状です。
 さて、次のステップですが、それは、咬み合わせのの位置関係の決定です。
欠損歯が少なく、咬み合わせが保たれていれば、簡単な確認だけで済みますが、
咬み合せの状態が破壊されている場合には、本来の位置関係の再現をしなければ
なりません。これがなかなかスムーズにいかない場合が多いのです。
 咬み合わせの状態も十人十色ですし、破壊され場合はこちらが決定しなければ
なりません。顔の感じ、咀嚼のパターン、現在使用している義歯の状態、解剖学的
な根拠による計測など、あらゆるデータと知識と経験を頼りに快適で咀嚼や発音
がしやすく、そして若返ったかんじとなる咬み合わせの位置関係を探ります。
最終的な咬み合わせの決定までには、複数回の来院が必要となるケースもあります。
 


投稿者 榊原デンタルクリニック

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