榊原の入れ歯ブログ

2015年4月 4日 土曜日

歯磨きの達人になるために その1

歯医者を受診したり、検診を受けたりすると、必ずしっかり歯磨き
して下さいねって言われますよね。自身で出来る口と歯のケアで、
誰もが行っているのが歯磨き、ブラッシングですね。
 現在の統計では、歯を磨く習慣の無い人は1%程度です。でも
程度の差はあるにしろ、20歳以上の8割の方は歯周病に罹患
しており、9割の方は虫歯が有ります。(処置済みの歯を含む)
 なんででしょうか?
やっぱりブラッシングに問題があるのでしょうか?しっかりやって
いる方も、しっかりやっている気になっているだけの方も、あんま
りしっかりやってない方も、今一度正しいケアの仕方を学習して
下さい。いまさら聞けない疑問にもお答えするつもりで、次回より
初歩のブラッシングからお話しいたします。

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2015年3月24日 火曜日

健康長寿のために

前回、歯周病のお話で、それが歯を失う大きな原因であることをして頂きましたね。
さらに歯周病は心筋梗塞や脳卒中などの原因でもあるとも、お話しました。
また、高齢者の死亡原因の上位にある「誤嚥性肺炎」にも歯周病は深く関与して
おります。つまりは、口腔感染症が全身疾患の発祥の引き金を引いたり、増悪させ
ているという事実があるのです。そればかりでなく、歯を失い咀嚼能力が衰えれば、
低栄養状態をもまねきかねませんし、咀嚼機能は認知症の進行等に関与している
という報告もあります。
 つまり健康長寿の秘訣は咀嚼機能を失うことなく、口から美味しく食べることです。
すでに自身の歯を失った方でも、悲観することはありません。しっかり噛める
優れた義歯を使えば、たとえ歯を失っていても、充実した食生活を営み、
健康長寿を取り戻すことは可能です。いまいちど、健康は口からという言葉を
お考えください。
 

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2015年3月11日 水曜日

歯周病って何?

 歯周病、前回の、禁煙のすすめにも出てきた言葉ですが、これは具体的にどんな病気
なのでしょうか、簡単にご説明いたします。
 歯の周りには、歯を支えるために、歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨と呼ばれるいろいろな
組織が存在しております。これらの組織が特定の細菌感染により、炎症と破壊を起こし
それが進行していくのが歯周病というものです。放置すればついには歯の脱落、つまりは抜けてしまいます。
昔は、歯槽膿漏と呼ばれていました。近年の研究により、歯周病は単に、歯の周りだけ
でなく、心臓病など様々な全身疾患の原因ともなっており、それを増悪させる因子であることも
わかってきました。また糖尿病との因果関係も解明されつつあります。糖尿病に罹患している方は
重度の歯周病を併発している場合が多く、歯周病の進行により糖尿病も悪化するという関係も
認められます。もちろん歯を失う最大の原因でもあるわけですから、いたって始末の悪い病です。

歯周病は、程度の差はあるものの、ほとんどの大人が罹患していると言っても過言ではありません。
この病の進行をいかに防ぐかが、一生自分の歯で食べること重要なポイントですね。

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2015年2月28日 土曜日

禁煙のすすめ

 今回は、愛煙家には耳の痛い話です。
喫煙は百害あって一利なし。近年、成人男性のタバコ離れが増している
いう報告もありますが、逆に若い女性の喫煙率が増しているとのデータも
あるようです。とにかく。現在タバコを嗜むかたは、喫煙の悪影響を充分
ご存じの上で、吸っておられるのかもしれませんが、喫煙者のみならず、
副流煙により、その周囲の者も巻き込んでしまう恐れがあるわけですから、
ぜひとも、禁煙にご協力いただきたいと思っております。
 さて、歯科医師の立場から、あらためて喫煙の口腔内の悪影響をお話いたします。
母親が喫煙者である場合、胎児はもちろんのこと、成長期の子供も、副流煙による
二次喫煙の影響を受け、免疫力の低下等により、乳歯の虫歯の罹患率が高く
なるという、報告もあります。また、喫煙は歯周病を増悪させる原因であります。
ニコチンの作用により、歯肉の血流が阻害され、喫煙者には歯周病の進行を
抑制することは望めません。さらに、口腔や咽頭の癌の発生率が30倍になると
されております。もちろん歯周病の発生率もあがりますし、重症例に進行する
率も5~7倍になるというデータもあります。おまけに、口臭の原因にもなりますし
ヤニによる汚れも付きます。しかも味を感知する、舌の味蕾を刺激するので食べ物の味が
わかりにくくなることもあります。この他にもタバコはまだまだ、たくさん悪さをしてますよ。

                 どうですか?それでもタバコを吸い続けますか?

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2015年2月12日 木曜日

フッ素塗布ってなに?

前回まで、いればのお話が続きましたので、よく耳にする歯科関連の言葉や
効能についてしばらく、思いつくままアップしてまいります。
 まずは、フッ素についてです。
フッ素は身近な、土や水、植物、動物、もちろん我々の身体の中にも存在
している元素です。そして、人間の身体、その中でも特に骨や歯を丈夫にする
有益元素です。これを我々は毎日の飲食から、「フッ化物」として取り入れている
わけです。一日に必要なフッ化物は成人で3㎎とされていますが、毎日の飲食
からでは、不足しがちです。そこで、何らかの形でフッ素を補う必要があるわけです。
 フッ素の歯に対する効用は、歯の表面のエナメル質を硬くして、酸におかされにくい
丈夫な歯質をつくることです。また、虫歯菌などの菌が分泌する酵素の働きを
抑制します。さらに、はの表面のカルシウム分が溶けだしたり、小さな傷が付いてしまった
部分の再石灰化を促進してくれます。
 以上の様な理由からフッ素塗布を歯医者では推奨しているわけです。フッ素のについては
身体へ害を心配されるかたもみえますが、そのまま多量に飲んでしまわない限り、心配は
ありません。また、フッ素塗布は生えてきたばかりの歯ほど吸収しやすく効果的です。

投稿者 榊原デンタルクリニック | 記事URL

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