榊原の入れ歯ブログ

2014年11月11日 火曜日

失った歯の補い方 その5

さて、現在、実際に個々の診療所で受けられる歯の補い方
の概要を、シリーズで、説明させていただきましたが、
どの処置がもっとも優れているのかは、欠損した歯の数や
口腔内の状態、また患者さん側のニーズにも左右されますので
一概には言えません。それぞれ、長所も短所もあります。
 ただ、当院では外科的なインプラントによる処置は実施して
おりません。それは、複数の歯におよぶ欠損の処置には
入れ歯を用いることが、一番リスクを回避できるからです。
そして、シリコンを応用することによって、機能的にも
審美的にも充分満足していただける入れ歯を作成することが
可能だからです。入れ歯は外科による侵襲をさけ、比較的安価で、
今後の口腔内の変化にも、ある程度対応可能な安全な
処置であることは間違いありません。

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2014年11月 5日 水曜日

失った歯の補い方 その4

欠損部分の補い方の最後は入れ歯です。これは江戸時代中期には既に
実用化されておいりました。失った部分に見合った歯と歯茎に相当する
部分を一体化して作り、失った部分の歯茎の形に合わせてはめ込む
方法です。正確には歯茎の粘膜に吸着させているのですが、あくまでも
着脱可能なものです。入れ歯は、一本の歯も残っていない場合は総義歯
ないしは、全部床義歯と言い、自身の残っている歯がある場合は、
部分床義歯といいます。口の中で入れ歯を安定させるには、歯茎に
吸着させ、場合によっては、残っている歯に維持を求めます。
入れ歯は、口の中に着脱式の大きな異物を装着して機能させるわけ
ですから、インプラントやブリッジとは根本的に異なります。
しかし、現状を維持しつつ機能回復を行うことのできる、極めて安全な
治療法です。あらゆるケースに対応でき、術式は一番苦痛を伴わない
方法です。しかも、入れ歯は唯一、可逆的な治療法でもあります。


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2014年10月31日 金曜日

失った歯の補い方 その3

今回は、ブリッジというものについてです。この治療法は基本的には
欠損の両サイドの歯が残っていることが必要になります。
 (欠損の部位によっては、例外もあります)
つまり、残っている両サイドの歯が橋脚で欠損している部位が
橋桁になるわけです。橋桁となる欠損の本数や部位によって
橋脚の本数はかわってきます。歯の無い部分のかみ合わせで
かかる力を、残っている歯に負担させるわけですから、負担過重
にならないように設計を考えます。ですから、すべての欠損に
おいて適用となるわけではありません。また、残っている歯を橋脚 
として使用するために、その歯を削り込まなくてはなりません。
 しかし、このブリッジによる処置は簡単で自分の歯で噛んでいる
状態に近く、保険適用でもあるので1、2本の欠損にはよく用いられ、
とてもポピュラーな治療法です。

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2014年10月27日 月曜日

失った歯の補い方 その2

無くなった部分の補い方として、何かにつけ話題となっているのは
やはりインプラントという方法でしょう。これはつまり、歯の無い
部分の歯茎に人工の歯の根っこを埋め込んで、その上に人工の
歯の頭の部分をこしらえるという治療です。この治療法は
すでに、一般の開業医で行われるようになって、40年ほど
たっていますから、決して最新の治療というわけではありません。
術式は至ってシンプルで現在の主流は、顎(歯茎)の骨に
穴をあけ、金属でできた人工の歯をねじ込むだけです。
それが自身の骨と癒着し、噛むことが出来るようになるわけです。
無くしてしまったところに、人工のはを生やす。簡単に説明すれば
そういうことです。
 ただ、生体に異物を埋入するわけですから、手術が必要です。
全身の健康状態や顎の骨の状態によっては、無理な場合もあります。
臨床的にも確立された方法ですし、患者さんの満足度も高い
のですが、近年は未熟な技術や無理な症例での処置により
トラブルも多々、発生している現実もあります。
さらに、一本のインプラントには30万円ほどのコストがかかり
ますから、欠損の状態によってはかなり高額の治療になります。

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2014年10月24日 金曜日

失った歯の補い方 その1

何らかの理由で、歯を失ってしまったら、そこを補う必要があります。
抜けたままでは、かみ合わせのバランスも崩れますし、咀嚼の
能率も低下します。さらに周囲の歯にも悪影響がでます。
 失った歯を補う方法は、着脱可能なものと固定式で着脱不可能
なものがあります。着脱可能なものは入れ歯です。
着脱不可能なものは、インプラントとブリッジです。
これらの方法用い、我々歯科医師は、欠損の状態や残っている
歯の状態、また、顎の骨の状態や全身の健康状態と患者さん側の
リクエスト等を考慮して、処置をしているわけです。
 次回ではインプラントと入れ歯とブリッジにつてもう少し詳しく
お話いたします。

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